ポルシェ マカンのおすすめモデルは?新型EVと中古ガソリン車の違い・失敗しない選び方を徹底解説
2026.11.2ポルシェの人気SUV「マカン(Macan)」。高級SUVとしての快適性と、スポーツカーメーカーならではの走行性能を両立したモデルとして人気があります。
しかし、購入を検討すると「マカンはどのグレードがおすすめ?」「新型EVとガソリン車は何が違う?」「中古車でも十分に楽しめる?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
現在のマカンには、完全電動化された新型マカン Electricと、従来型のガソリンエンジンを搭載したモデルがあります。両者はパワートレインだけでなく、車体構造や運転感覚、維持費も大きく異なります。
この記事では、マカンの特徴、新型EVとガソリン車の違い、おすすめグレード、中古車購入時のチェックポイントまで詳しく解説します。
ポルシェ・マカンとは?スポーティな走りが魅力の高級SUV

ポルシェ・マカンは2014年に登場したSUVです。
大型SUVのカイエンよりコンパクトな車体を持ちながら、ポルシェらしいハンドリングと走行性能を追求したモデルとして開発されました。
マカン最大の魅力は、SUVでありながら運転する楽しさを重視している点です。
例えば、一般的なSUVでは快適性や積載能力を優先する傾向がありますが、マカンではステアリング操作への反応やコーナリング時の安定性にも重点が置かれています。
そのため、家族で利用できる実用的な車が欲しいものの、スポーツカーのような走行感覚も諦めたくない人に向いています。
マカンにはガソリン車と新型EVがある
マカンを購入する際、最初に理解したいのが世代の違いです。
従来型マカンには、2.0L直列4気筒ターボエンジンや2.9L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載したモデルがあります。
一方、2024年に発表された第2世代のマカンは、電気自動車として新たに開発されました。
新型EVは電気モーターで走行するため、ガソリン車とは加速感や静粛性が異なります。
なお、2026年11月時点でポルシェジャパンの公式サイトには2026年モデルのガソリン車も掲載されていますが、新規注文は受け付けておらず、在庫車の案内となっています。
ガソリン車を購入したい場合は、販売店の在庫車や中古車から探すことが基本になります。
新型マカン Electricと従来型ガソリン車の違い

新型EVとガソリン車は、単純にエンジンがモーターへ変更されたわけではありません。
新型マカン Electricには電気自動車専用の車体構造が採用されており、ボディサイズや室内設計も見直されています。
サイズ・走行性能・価格を比較
| 比較項目 | 従来型マカン(ガソリン) | 新型マカン Electric |
|---|---|---|
| パワートレイン | 2.0L直4ターボ | 電気モーター |
| 駆動方式 | 四輪駆動 | 後輪駆動 |
| 最高出力 | 265PS | 最大360PS |
| 0-100km/h加速 | 6.4秒 | 5.7秒 |
| 全長 | 約4,730mm | 約4,785mm |
| 全幅 | 約1,925mm | 約1,940mm |
| 参考新車価格 | 871万円 | 1,070万円 |
※ガソリン車は2026年モデル、新型EVは2027年モデルの標準グレードを比較。EVの360PSはローンチコントロール使用時のオーバーブースト出力です。寸法は代表値で、モデルや装備により異なります。
新型EVの方が車体はやや大きく、加速性能も向上しています。
しかし、ガソリン車にはエンジンサウンドやPDKによる変速感覚という魅力があります。
なお、ガソリン車の871万円は公式掲載の参考価格であり、現在購入できる在庫車の販売価格を示すものではありません。
新型EVは滑らかで力強い加速が特徴
マカン Electricは電気モーターの特徴を生かし、アクセル操作に対して素早く反応する走りを実現しています。
特に、発進時から強いトルクを発揮できるため、市街地でも滑らかで余裕のある加速を楽しめます。
標準モデルでも最高出力は最大360PS。0-100km/h加速は5.7秒です。
また、ガソリンエンジン特有の振動やエンジン音が少ないため、静粛性を重視する人にも向いています。
ガソリン車はエンジンの走りを楽しめる
一方、従来型のマカンはガソリンエンジンならではのフィーリングが特徴です。
特にマカンSやGTSにはV型6気筒エンジンが採用され、力強い加速やスポーティなサウンドを楽しめます。
さらに、7速PDKと呼ばれるデュアルクラッチ式トランスミッションにより、素早い変速が可能です。
エンジン回転数の変化やシフト操作を楽しみたい人にとって、ガソリン車は今でも魅力的な選択肢といえるでしょう。
新型マカン Electricのおすすめグレード5選

新型マカン Electricには、走行性能や駆動方式の異なる5種類のグレードが用意されています。
価格だけでなく、自宅の充電環境や日常の使用目的に合わせて選ぶことが重要です。
| グレード | 新車価格 | 最大出力 | 0-100km/h |
|---|---|---|---|
| Macan Electric | 1,070万円 | 360PS | 5.7秒 |
| Macan 4 Electric | 1,120万円 | 408PS | 5.2秒 |
| Macan 4S Electric | 1,282万円 | 516PS | 4.1秒 |
| Macan GTS | 1,419万円 | 571PS | 3.8秒 |
| Macan Turbo Electric | 1,559万円 | 639PS | 3.3秒 |
※2027年モデルの国内公式掲載価格。出力と加速タイムはローンチコントロール使用時の数値です。オプション・諸費用は含みません。
① Macan Electric|価格を抑えて新型EVに乗りたい人向け
初めて電気自動車のポルシェを購入する人には、標準のMacan Electricがおすすめです。
後輪駆動方式を採用し、最大360PSの出力を備えています。
ポルシェらしい走行性能を楽しめる一方で、上位モデルより車両価格を抑えられることが魅力です。
WLTCモードの一充電走行距離は648km。日常利用だけでなく、長距離移動にも対応できる性能を備えています。
ただし、実際の航続距離は気温、走行速度、エアコン使用状況などによって変化します。
② Macan 4 Electric|総合的におすすめしたいグレード
新型マカンの中で、価格と走行性能のバランスを重視するならMacan 4 Electricが有力です。
標準モデルとの価格差は50万円ですが、最大出力は408PSとなり、駆動方式も四輪駆動に変更されます。
四輪駆動は雨天時や滑りやすい路面などで、トラクションを確保するうえでもメリットがあります。ただし、タイヤの性能や運転操作も安全性に大きく影響します。
WLTCモードの一充電走行距離は604kmです。
新型EVの魅力を楽しみながら、日常の実用性も重視したい人にはMacan 4 Electricをおすすめします。
③ Macan 4S Electric|加速性能を重視する人向け
より力強い走りを求めるなら、Macan 4S Electricが候補になります。
最大出力516PS、0-100km/h加速4.1秒という性能を備えており、高性能スポーツカーに匹敵する加速力が魅力です。
一方で、日常の街乗りだけであれば、ここまでの性能が必要になる場面は多くありません。
車両価格も上昇するため、走行性能に価値を感じる人向けのモデルといえます。
④ Macan GTS|スポーツ走行を楽しみたい人向け
マカンGTSは、スポーティな走行特性を重視したグレードです。
2027年モデルのEV版では最大571PSを発揮し、0-100km/h加速は3.8秒です。
GTSは単なる最高出力の高さだけでなく、走行性能を重視した装備やチューニングが魅力となります。
ワインディングロードなどで、SUVとは思えないような走りを追求したい人に適しています。
⑤ Macan Turbo Electric|圧倒的な性能を求める人向け
マカン Electricシリーズの中でも、特に高い加速性能を備えているのがTurbo Electricです。
最大出力639PS、0-100km/h加速3.3秒という性能は、一般的なSUVのイメージを大きく超えています。
名称に「Turbo」が付いていますが、ガソリン車のようなターボチャージャーを搭載しているわけではありません。
ポルシェの高性能グレードを示す名称として使用されています。
価格も1,500万円を超えるため、性能を最優先する人向けのモデルです。
ガソリンエンジンのマカンはどのグレードがおすすめ?

新型EVだけでなく、従来型ガソリン車にも魅力があります。
特に中古車市場では、年式やグレード、オプション装備によって幅広い選択肢があります。
マカン(標準モデル)|初めてのポルシェにおすすめ
ガソリン車の標準マカンには2.0L直列4気筒ターボエンジンが採用されています。
2026年モデルでは265PSを発揮し、日常走行に十分な性能を備えています。
上位グレードと比較するとエンジンの迫力は控えめですが、価格と実用性のバランスが魅力です。
中古車でも標準モデルは有力な選択肢となります。
特に、年式が新しく整備履歴の明確な個体を選べば、初めてのポルシェとして検討しやすいでしょう。
マカンT|軽快な走りを楽しみたい人向け
マカンTは、標準モデルと同じ2.0Lターボエンジンを搭載しながら、スポーティな装備やシャシー設定を特徴とするグレードです。
2026年モデルの最高出力は265PSで、標準モデルと同じです。
そのため、絶対的な加速性能を重視する人より、ハンドリングや運転感覚を重視する人に向いています。
中古車を選ぶ際は、装備内容や車両状態を標準モデルと比較するとよいでしょう。
マカンS|V6エンジンを楽しみたい人におすすめ
ガソリン車の中で特におすすめしたいのがマカンSです。
2026年モデルでは2.9L V6ツインターボエンジンを搭載し、最高出力380PSを発揮します。
0-100km/h加速は4.8秒。標準モデルより力強い加速を楽しめます。
スポーツカーらしいフィーリングを味わいたい人には、魅力的な選択肢です。
ただし、マカンSは年式によってエンジンや最高出力が異なります。
中古車では「S」という名称だけで判断せず、モデルイヤーとエンジン仕様を確認しましょう。
マカンGTS|ガソリンモデルのスポーツ性能を重視
ガソリン車のマカンGTSは、2.9L V6ツインターボエンジンを搭載しています。
2026年モデルでは最高出力440PS、0-100km/h加速4.5秒を実現しています。
GTS専用のスポーティな装備も魅力で、マカンの走行性能を存分に楽しみたい人に向いています。
ただし、中古車価格や消耗品の交換費用は車両ごとに異なります。購入前にはタイヤやブレーキの状態も確認してください。
中古のポルシェ・マカンを購入する際の注意点

新車価格が1,000万円を超えるモデルもあるマカンですが、中古車なら購入価格を抑えられる可能性があります。
ただし、輸入高級SUVは購入後の整備費用も重要です。
中古マカンを選ぶ際は、年式やグレードだけでなく、整備履歴と現在の車両状態を重視しましょう。
中古車は2019年以降の改良型もおすすめ
初代マカンは2014年の登場以降、複数回の改良を受けています。
2018年末ごろの改良ではエクステリアデザインやインフォテインメントシステムが変更され、2021年には再び大幅な改良が行われました。
2021年の改良では、エンジン性能の向上や内装の操作系統の見直しなどが実施されています。
そのため、予算に余裕がある場合は、2019年以降の改良型や2021年以降のモデルを中心に探す方法がおすすめです。
ただし、古い年式でも整備状態の良好な個体はあります。年式だけで良し悪しを決めるべきではありません。
PDK・トランスファーケース・足回りを確認
中古マカンで確認したいポイントは、変速機、駆動系、サスペンション、ブレーキ、電装品などです。
特にガソリンモデルは7速PDKを採用しています。
試乗時に不自然な変速ショックや異音が発生しないか確認しましょう。
また、一部の初期型ではトランスファーケースに関する技術情報も存在します。
加速時に異常な振動が発生する場合、原因がPDKではなくトランスファーケース側にある可能性もあるため、専門設備での診断が必要です。
足回りについては、エアサスペンション装着車の車高調整機能や異音も確認したい項目です。
リコールの対象車両であるかどうかについても、車台番号を使って販売店やメーカーに確認しましょう。
初めての購入ならポルシェ認定中古車も検討
ポルシェには「Porsche Approved」と呼ばれる認定中古車制度があります。
公式案内では、111項目のチェックリストを用いた点検や、保証・アシスタンス制度が設けられています。
初めて輸入車を購入する人や、修理費用に不安がある人には有力な選択肢です。
ただし、保証範囲や保証期間は購入前に必ず確認してください。
ポルシェ・マカンの維持費は高い?EVとガソリン車を比較

マカンの維持費は、パワートレインや走行距離、タイヤサイズ、保険契約によって変わります。
特に新型EVとガソリン車では、エネルギー費用に違いがあります。
ガソリン車の燃料代を計算
仮に年間10,000kmを走行し、実燃費8km/L、ハイオクガソリン190円/Lと仮定すると、燃料代は年間約23万7,500円です。
これは比較のための仮定であり、マカンの実測燃費や現在のガソリン価格を示すものではありません。
実際の燃費はグレードや交通状況、運転方法によって変わります。
EVの充電費用はどれくらい?
マカン Electricの場合、電気代と電力消費量から走行費用を試算できます。
例えば、100kmあたり23kWhの電力を消費し、電気料金30円/kWhで年間10,000kmを走行すると仮定した場合、年間の充電電力量に対する費用は約69,000円となります。
この条件ではガソリン車よりエネルギー費用を抑えられます。
ただし、実際には充電ロス、公共急速充電器の利用料金、自宅充電設備の設置費用なども考慮する必要があります。
また、EVだからといってタイヤ交換や保険料などが不要になるわけではありません。
維持費だけで判断せず、車両価格と数年間の総所有コストで比較することが重要です。
マカンとカイエンではどちらがおすすめ?

ポルシェのSUVを購入する際、マカンとカイエンで迷う人もいるでしょう。
両車の大きな違いは、ボディサイズと使用目的です。
マカンは、カイエンよりコンパクトな車格で、運転する楽しさと日常の実用性を重視する人に向いています。
一方、カイエンは室内空間や荷室容量に余裕があり、長距離移動や家族での利用に適した大型SUVです。
例えば、週末に一人でドライブを楽しむ機会が多い人にはマカン、家族で旅行する機会が多い人にはカイエンが候補となります。
ただし、マカンも全幅は約1.9mを超えるため、日本の狭い駐車場では取り回しに注意が必要です。
また、現在の新型マカンはEVであるため、カイエンのガソリンモデルと比較する場合は動力方式の違いも考慮しましょう。
ポルシェ・マカンに関するよくある質問(FAQ)
マカンで最もおすすめのグレードは?
新型EVなら、価格と走行性能のバランスに優れたMacan 4 Electricがおすすめです。ガソリン車では、標準モデルが初めての購入に向き、V6エンジンの走りを楽しみたい人にはマカンSが候補になります。
マカンのガソリン車はもう購入できませんか?
2026年11月時点では、国内公式サイトでガソリン車の新規注文は受け付けていません。ただし、販売店の在庫車や中古車を購入できる場合があります。実際の在庫状況は販売店への確認が必要です。
マカン Electricは何km走れますか?
2027年モデルの標準Macan Electricは、WLTCモードで一充電走行距離648kmと案内されています。ただし、冬季や高速道路での走行、エアコンの使用状況などによって実際の航続距離は変化します。
中古マカンは何年式がおすすめですか?
予算と装備のバランスを考えると、2019年以降の改良型や2021年以降のモデルが有力です。ただし、古い年式でも整備状態が良好な個体はあるため、整備記録や保証内容を確認して判断しましょう。
マカンとカイエンではどちらが維持費が高いですか?
一般的には車格が大きいカイエンの方が、タイヤや消耗品などの費用が高くなる可能性があります。ただし、グレードやタイヤサイズ、エンジン、EVかガソリン車かによって条件が異なるため、個別に見積もる必要があります。
まとめ|マカンはEVとガソリン車の特徴を理解して選ぼう
ポルシェ・マカンは、SUVとしての実用性とスポーツカーのような走行性能を兼ね備えた魅力的なモデルです。
新型マカン Electricは、力強い加速と静粛性、最新の車内技術を重視する人に向いています。
特にMacan 4 Electricは、価格と性能のバランスがよく、幅広いユーザーにおすすめしやすいグレードです。
一方、従来型のガソリンマカンには、エンジンサウンドやPDKによる変速感覚という魅力があります。
価格を抑えてポルシェを楽しみたい人には標準モデルの中古車、V6エンジンの走行性能を重視する人にはマカンS、スポーティな仕上がりを求める人にはGTSが候補になるでしょう。
中古車を購入する場合は、年式や走行距離だけで判断せず、整備履歴や車両状態、保証内容まで確認することが重要です。
マカン選びで大切なのは、最も高性能なグレードを選ぶことではなく、自分の運転スタイルと予算、使用環境に合ったモデルを選ぶことです。

ハシブトガラス
新卒で入社した会社がブラックだと気づくまで3ヶ月、朝から翌朝まで働きボロボロに。その後に公務員や経営コンサルタントを経て、広告会社を設立。
2023年で設立10年を迎えました。毎日、四苦八苦しながら生きてます。(たぶん!)









